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ある俳優が、新宿のホテルから飛び降り自殺を図った。
そのとき彼が残した遺書に「おやじ、涅槃で待ってる」
という言葉があったため、「涅槃」は1種の流行語になった。
涅槃とはサンスクリット語の「ニルバーナ(nirvana)」に
漢字を当てた仏教用語である。
もともとは「消滅」「吹き消す」という意味で、
転じて命の火を吹き消された状態の「死」を
意味するようになった。
しかし、吹き消すのは「命」ではなく、
「煩悩」であるという考えが台頭し、煩悩を克服(吹き消)して
悟りの境地に達する状態、つまり仏教における
最高の境地のことも指すようになった。
「涅槃に入る」という言葉が「死ぬ」と「悟りを開いた状態」という
2つの意味を持つようになったというわけだ。
そのため、肉体がこの世に残っている状態で悟りの境地に
達したのを「有余涅槃」、肉体が消滅して彼岸で悟りを
開いたのを「無余涅槃」といって区別するようになった。
釈迦の例をとると、35歳で悟りを開き、80歳で入滅した。
つまり35歳から80歳までのあいだが「有余涅槃」で
80歳で入滅した後は「無余涅槃」になる。
小乗仏教では、入滅し肉体が消滅した状態でのみ。
完全な涅槃となるとするが、大乗仏教では、悟りを開いたあとにも
煩悩の渦巻く現世で修業を続ける「無住所涅槃」こそが
もっとも崇高なものという考え方をしている。
2011/12/05 EDIT CATEGORY:未選択 COMMENT:0 ▲ TRACKBACK URL
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