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2025/04/24 EDIT CATEGORY: TRACKBACK URL 

涅槃とは何か

ある俳優が、新宿のホテルから飛び降り自殺を図った。
そのとき彼が残した遺書に「おやじ、涅槃で待ってる」
という言葉があったため、「涅槃」は1種の流行語になった。

涅槃とはサンスクリット語の「ニルバーナ(nirvana)」に
漢字を当てた仏教用語
である。

もともとは「消滅」「吹き消す」という意味で、
転じて命の火を吹き消された状態の「死」を
意味するようになった。

しかし、吹き消すのは「命」ではなく、
「煩悩」であるという考えが台頭し、煩悩を克服(吹き消)して
悟りの境地に達する状態、つまり仏教における
最高の境地のことも指すようになった。

「涅槃に入る」という言葉が「死ぬ」と「悟りを開いた状態」という
2つの意味を持つようになった
というわけだ。

そのため、肉体がこの世に残っている状態で悟りの境地に
達したのを「有余涅槃」
肉体が消滅して彼岸で悟りを
開いたのを「無余涅槃」
といって区別するようになった。

釈迦の例をとると、35歳で悟りを開き、80歳で入滅した。

つまり35歳から80歳までのあいだが「有余涅槃」で
80歳で入滅した後は「無余涅槃」になる。

小乗仏教では、入滅し肉体が消滅した状態でのみ。

完全な涅槃となるとするが、大乗仏教では、悟りを開いたあとにも
煩悩の渦巻く現世で修業を続ける「無住所涅槃」こそが
もっとも崇高なものという考え方をしている。

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2011/12/05 EDIT CATEGORY:未選択 COMMENT:0 TRACKBACK URL 

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